こんにちは、Awakeの猶原真由美です。

 

朝顔の観察、その3

結局、4つしか芽が出ませんでした。

ちょっと混雑しすぎかな?

どうしたらいいんでしょう?

 

さて、今日は再び骨盤について。

ここのところ、ススタジオでのレッスンはまず骨盤のワークから始めています。

何故なら、一番大切だから...なのです。

ここを中心に上体は上に伸び、脚は下に伸びている。

そう、伸・び・・て・いるんです。

ただ単にくっ付いているわけでは、ありません。

何度も書きましたが、

筋肉には始まり(起始)と終わり(停止)があり、始まりから終わりに向かって伸びていく。

つまり、骨盤には筋肉の始まりの部分がたくさん付いているんです。

骨盤をご覧ください。

例えば、腿の裏側の筋肉(ハムストリングス)の始まりは主に座骨に付いています。

だから、ハムストリングスを伸ばすには、座骨をボールに乗せておけばいいんですね。

こんな風に。

レッスンでは、ここから膝の手前までワークしますが、これだけで充分伸びる。

ここが固い方が従来のストレッチで伸ばすのは大変ですが、これなら簡単よ!

ハムストリングスが固いと腰痛の原因にもなるので、伸ばして伸ばして。

 

そして、腿の前側(大腿四頭筋)は主にASIS(上前腸骨棘)の辺りから始まります。

ですから、この様に。

ASISをボールに乗せて少しすると、腿の前側がフッと緩んでくるのが分かります。

この筋肉が固くなると身体の前側を下に引っ張りさげるので、前屈みの姿勢になってしまいます。

 

更に、腿の内側にある内転筋は座骨の外側から始まり、腿の外側の腸脛靭帯はASISから始まっています。

 

次に腹筋群。

主に恥骨と腸骨から始まっている...と思っていただければいいかと。

ワークするのであれば、この様に。

恥骨をボールに乗せる。

腸骨の端に沿ってボールを転がす。

 

腰方形筋と言う骨盤と肋骨の間をサポートしている筋肉は腸骨から、背中に付いている大きな筋肉(広背筋)は仙骨と腸骨から始まっています。

これらは、まとめて背中のワークで、

リリースできます。

 

でも、骨盤自体が歪んでいる、若しくはスペースを失って狭くなっていると効果も出にくいんですね。

レッスンでは、「骨盤を開きましょう」と言っていたんですが、

「え?骨盤てっ開くんですか?」とのご質問が先日ありました。

骨盤が開くのは女性だと出産の時とか生理の時。

これらは、言わば自然の摂理ですから、自然に戻るはずです。

問題なのは、

偏った動きや姿勢、あるいは運動不足によって筋肉が固くなり、骨盤を内側へ下へと引っ張ってしまうこと。

骨盤のスペースを失ってしまうんですね。

これは、もちろん男性にも起こります。

だから、「骨盤を開きましょう」ではなくて、

「骨盤のスペースを元に戻しましょう」かな?

そのためには、まずここから。

仙腸関節です。

 

骨盤が整えば、身体の反応がグンッと良くなります。

そして、バランスのいい身体に変わっていきます。

結局、バランスのとれた体が一番キレイなのではないのかな?

とつくづく思う今日この頃。

 

今日も笑顔で過ごしましょう。