こんにちは、Awakeの猶原真由美です。
「はくおう」
玉野市宇野港に停泊中。
頼もしい姿です。
被災地はまだまだ、大きな爪痕を残したままです。
一日も早い復興を願うばかり。
そして、全国からのご支援、ありがとうございます。
さて、
今日は腰の守り方。
腰痛を訴える方、多いですよね。
体験レッスンにいらっしゃる方には、まず、ちょこっとだけインタヴューさせていただくんですが、
肩こりと腰痛は、ほぼ皆さんお持ちのようです。
「デスクワークなので...」
「立ち仕事だから...」
と、おっしゃいます。
そもそも、人のする作業は、身体の前で行うもの。
お仕事は勿論のこと、家事だってそうでしょ?
食事をするのも、スマホ見るのも、更にピアノやギターを弾くのだって。
そして、目線は少し下げてますよね。
その時、どうも顎を前に出してしまう人が多いみたい。
顎を前に出すと、首の後ろが縮んでしまいます。
では、ご覧ください。
この姿勢、
グィッと顎を突き出してみました。
首の後ろがすでに痛い。
では、腰はどうかと言えば...
一見すると丸まっているみたいに見えますが、
実は、反っています。
腰が反る、つまり腰椎間のスペース狭くなっているんです。
この姿勢を長くしていると、腰が痛くなります。
人の背骨は横から見ると、
この様にS字カーブを描いています。(う~ん、彼の頸椎はちょっとストレート気味...)
そして、背骨は椎骨と呼ばれる骨が連結している。
一つ一つの椎骨がカクカクと動いて身体を丸めていきます。
また、重い頭を絶妙のバランスで支えてくれています。
顎を突き出すと、首の骨のカーブが崩れる。
背骨は連動するので、その下の胸や腰の骨のカーブが崩れます。
頭も前に傾いていくので、頭の重さが背骨にかかる負荷も増します。
S字状の物に上から強く圧をかけると、カーブになったところにより負荷がかかって潰れていくでしょ?
痛みとは身体の悲鳴。
デスクワークにしろ立ち仕事にしろ、「何かちょっと腰がダル重になってきたな」と感じたら、
この様に、
つむじを下に向けてみて下さい。
先に顎を引くんじゃなくて、頭頂部から下に向けていくのがポイントよ。
背骨を曲げるのは上から順番。
お仕事の途中で、
「あー、腰が丸まってたーーー」と思って、伸びをしていらっしゃった方...
腰の骨が丸まっている=伸びていることなので、ダルくなったり、痛くなったりはしないはず。
腰が反っているんです。
現に今、この姿勢でいると、腰の骨のみならず、背骨全体がどんどん伸びていっているのが
感じられます。
お仕事中の方、是非やってみて。
そして、もうひとつ、気を付けていただきたい事...
横になった姿勢から起き上がる動き、
誰でも必ず一日一度はする寝起き。
ヤムナのワークは、うつ伏せとか仰向けの姿勢で行うことが多いんです。
ひとつのワークが終ると、立ち上がって、身体の変化を確認していただきます。
ワーク中は、身体の中に意識を向けて集中していますが、
起き上がる時、
正に無意識の動きです。
なるほど、色んな起き上がり方が...
では、腰を守るための正しい起き上がり方、
まず、両膝を立てます。
次に、横向きになります。
まだ、頭は起こしません。
そして、おへそを見るようにゆっくりと、
起き上がるときは、骨盤→腰の骨→胸の骨→首の骨→頭の順番で起こしていきます。
毎日、無意識にしていることが、積もりに積もって、
ある朝、慌てて起きた途端、ピキッ...なんて、
是非とも避けたい。
腰は身体の、文字通り”要”。
ほんの少しの意識で、
ほんの少し今までの認識を変えるだけで、
ご自分で腰をを守ることができるんです。
今日も笑顔で過ごしましょう。