こんにちは、Awakeの猶原真由美です。
今日の岡山市の湿度は、56%ってなってるんですが、
いやいや、めちゃめちゃ蒸し暑い。
でも、雨も降らなきゃ美味しいお米が食べられないし...
さて、今日は呼吸についてです。
前回の呼吸のワークでは、呼吸筋と言われている横隔膜と肋間筋について書いたのですが...
もちろん、このふたつの筋肉をリリースすることで、呼吸は大きく改善されます。
でも、これだけではなかった。
先日、レッスンをしていて気づきました。
その時のレッスンのテーマは「肩こり」。
首から肩にかけての不調は、皆さん抱えていらっしゃる問題ですね。
では、
そもそも肩ってどこ?
そう、そこですよね。
でも、「肩」って言う名前の骨は無い...
今、触ったところ、それは鎖骨と肩甲骨なんです。
正に「肩」と呼ばれている部分の骨だけ取り出した図です。
前にあるのが鎖骨、後ろにあるのは肩甲骨です。
そしてふたつの骨はこの様にくっ付いているんです。
肩甲骨はとても自由なの。
上がって下がって、開いて閉じて、自由自在に動く...はず。
そして、鎖骨は肩甲骨に伴って動くんですが、
中央は胸骨にくっ付いているので、動くのは肩甲骨にくっ付いている端の方だけ。
上の図は理想的な鎖骨の角度です。
本来はこの様にほぼ水平でなければいけないのですが...
殆どの方は、端の方がグッと上がっています。
鎖骨が上がれば上がるほど肩甲骨も上がっているということですよね。
何故、肩甲骨が上がっているのかと言えば、
この周辺の筋肉が固くなつて萎縮しているからなんです。
肩甲骨から始まる筋肉は、腕の動きにも大きく関与してきます。
腕が上げにくかったり、伸ばしにくくなる原因でもあります。
レッスンではまず鎖骨(の端)を下げるために、胸骨から鎖骨のワークをしてみました。
胸骨から鎖骨、そして上腕骨までボールを転がしていきます。
肩が内側に巻いている方には必須のワーク。
鎖骨周辺って固くなっているケースが多いんです。
特に、初めてヤムナのレッスンを体験される方は驚くほど痛...いや、刺激があるらしい。
でも、この辺りって、いわゆるデコルテ。
これから夏に向けて、女子はここ縮めてちゃいけません。
さて、これで肩は下がる。
でも、う~ん、何かもう少し...
と言うことで、肩甲骨をピンポイントでワークしてみました。
肩甲骨の上縁(上の端)から外側縁(外側の端)にブラックボールを転がす。
いつにも増して地味な動き...ですが、
何と表現したらいいのか?
今まで何かに後ろから拘束されていた、私。
その拘束が外れて自由になった、私。
飛べるんじゃない、私?
肩も、更に下がるので首も楽に。
そして、深~く呼吸できる。
「息を吐くときに肩甲骨が下がるのが分かります」という感想を聞きました。
グッジョブ!
「呼吸で背骨が伸びていく時、肩甲骨は下がらなければいけないんです」
と言う前に、ご自分で体感されているんですね。
そうなんです。
私がここでくどくど拙い文章で説明するより、体感してみていただきたい...んです。
恐らく、肩こりに悩んでいらっしゃる方は、呼吸が浅いのかもしれません。
梅雨明けまであと少し。
しっかり呼吸して健やかに乗り切りましょう。